キャラクター制作者 Interview

キャラクターに込められた思いとは?

キューモ 2月に募集した「九州お仕事モール」のマスコットキャラクターには、多くの皆さまから約70案のご提案をいただきました。晴れて採用となったのは、千葉県在住の会社員、平林茂さん(49)です!
 採用された感想や提案に込めた思い、日頃のクラウドソーシング活用法についてお聞きしました。

― 当選が決まったときの気持ちを教えてください
自分の絵が認められるのは素直に嬉しいです。それがクラウドソーシングのキャラクターであったのでなおさらでした。クラウドソーシングには可能性を感じていたので。
― 今回、お仕事モールのキャラクターコンペを見て、すぐにアイディアが浮かびましたか?
ペンギンで行こうということはすぐに決まりましたが、かわいい系かゆるキャラ系かは悩みました。結果ちょっととぼけたゆるい感じにしました。
平林 茂

平林 茂(49歳)
千葉県在住

― 応募したキャラクターに込めた思い、考えを教えてください。
ペンギンは鳥として当たり前の空を飛ぶということが出来ません。その代わり海の中を魚より上手に泳ぐ事ができます。クラウドソーシングも同じで、普通の人が当たり前に出来ること(コミュニケーションをとったり、通勤をしたり)がいろいろな障害のために出来ない人でも、能力さえあれば活躍できる可能性を秘めています。それでペンギンをキャラクターにすることを決めました。
― いつ頃からクラウドソーシングを利用し始めたのですか?きっかけは?
1年前、クラウドソーシングのことを知人から聞いたのがきっかけです。
― クラウドソーシングを利用した感想はいかがでしょう?
はじめは少し不安でした。本当に報酬が支払われるのかとか。でもすぐに杞憂に終わりました。今では新しい形のビジネスだと思っています。自分のスキルアップにも役立つと思います。
― 平林さんは、受注されなくても積極的にいろいろなコンペに提案しているようです。どのような考えでコンペに参加していますか?
第一は誰かに認められることが嬉しいからです。第二に自分の思い描いた絵が他の場所で活躍してくれるなんて素敵じゃないですか。それが楽しくてこまめに提案しています。
― いろいろなコンペに参加して、発注側に気をつけてもらいたいこと、発注側に伝えたいメッセージがありますか?
連絡がなかなか取れないクライアントさんと仕事をしたことがあり、その時は苦労しました。連絡はこまめにして欲しいですね。あところころ依頼内容が変わるのも困ります。最初のコンセプトは変えてほしくないですね。
― 平林さんは、フリーランサーではなく、正職があるとお聞きしました。正職とクラウドソーシングでの仕事のバランスはどのような感じですか?
クラウドソーシングは休日を使ってやる程度で、普段は正職が忙しくてあまり絵を描くことは出来ません。もっと絵を描く時間があればどんどん参加したいのですが。
― クラウドソーシングの使い方で課題がありますか?
メールでのやりとりには、やはり限界があると思います。細かいニュアンスは実際に会って話さないと伝わりにくいことがあると思います。
― 今後、クラウドソーシングとの関わり方をどのようにイメージしていますか?
将来的にはフリーランスになって本格的にイラストレーターとして活躍できれば嬉しいのですが、今はまだ自信がないです。当分は今のペースで続けられたらいいと思ってます。

2015年4月20日