昨今、Googleの検索ロジックの変更、消費者の志向や情報収集の変化に対応するため、コンテンツマーケティングの重要性が増しています。それを受けて、検索表示対策やサイトに掲載するコンテンツ制作を目的としたWebライティングの需要が高まっており、「九州お仕事モール」ではライティング案件を引き受けられる在宅ライターが求められている状況です。
そこで出産や育児、介護などを機に仕事を辞めた女性が、時間や場所に縛られない在宅ワークに取り組めるように、Webライティングのスキル講座、およびライティング案件の実践の場を用意しました。今回の受講生には、講座修了後に「九州お仕事モール」から仕事を提供し、成果に応じた報酬が得られるよう継続的なサポートもおこなっていきます。
本講座は7月に計3回のプログラムで開催。第1期生は36人が受講、参加者の1人「sanbikinokobutaさん」に講座内容、および感想をレポートしていただきました。レポートの詳細は下記をご覧ください。
実施後のアンケート結果では、参加者の皆さまから満足したとの声を数多くいただきました。ママたちの新しい働き方を応援できるように、これからも継続的に開催していく予定です。
レポーター紹介
▲sanbikinokobutaさん
- ID名:sanbikinokobutaさん
- 年齢:50代
- 居住:福岡県
講座参加理由:現在、九州お仕事モールより記事作成の案件をいただいております。ですが、全く素人で記事作成に対する知識もないため、ご満足いただける記事が提供できず心苦しく思っておりました。今回のセミナー受講で少しでも記事の質が良くなるのであれば、と思い応募させていただいております。情報収集のコツや文章の構成など、教えていただきたいことが山ほどあります。
「ママ向けWebライター養成講座」レポート(第1回)
流行りの在宅ワーク「Webライティング」の基本を徹底紹介
1件10円のアンケートから始まった九州お仕事モールとのお付き合い。ライティングの依頼をいただくようになり半年が経ちましたが、未だに七転八倒の日々。そこで!サクサク執筆できるようになりたくて、行ってまいりました、「ママ向けWebライター養成講座」♪
いよいよ開講!デジタルハリウッド・高橋校長のあいさつ&自己紹介。
受付を済ませてキョロキョロしながら着席♪お若いママさんから私(たぶん最年長)まで、幅広い年代の女性が36名、講座への関心の高さがうかがわれます。開会のご挨拶のあと、同じテーブルの方々と簡単な自己紹介(というか、おしゃべり?)で、緊張もほぐれて和気あいあい♪ さあ、本日の講座のはじまりです。
九州お仕事モールって?~西日本新聞メディアラボ・清田さんのお話~
クラウドソーシング国内最大手のランサーズと西日本新聞社が手をつないでスタートした「九州お仕事モール」。実はクラウドソーシング発注の7割は関東地方で、受注の7割以上が東京以外なんだとか。西日本新聞社さんの「地域媒体力」で九州の会員を増やして、より多くの仕事を九州の企業・個人で受注すれば、私たちの家計が潤うだけでなく、九州ももっと元気になる!実は壮大な取り組みだったんですね。
なぜ今、「Webライティング」なの?
インターネットの普及と消費者の志向の変化で広告も大きく変化しています。企業から一方的な広告を押し付けられるより、「ほしい情報を自分で探す」時代になったんですね。例えば「ランチしたいけど、お店はどこにする?」というとき、「ネットで検索」する、そう、あれです。そのため企業でも、検索されやすい情報の提供から、自社の商品やサービスにつなげるコンテンツマーケティングが盛んになっています。そこで求められているのがWebライター、記事の執筆者。特にそういう情報検索をするのは女性に多いそうで・・・ということは、女性の視点がより求められるということ。ふだんの暮らしの中での経験や何気ない感想が活かせる仕事だと思います。
先輩ライターの体験談
~一般社団法人女性起業家スプラウト代表理事 長菅由美子さん~
5歳の双子ちゃんの育児に奮闘中の長菅さん、二級建築士・インテリアコーディネーターとして住空間設計室 CUBE 代表も務めつつ、Webライターとしても活躍されているスーパーウーマンです。妊娠・出産で休業した際のクラウドソーシングとの出会いから、これからライティングに挑戦する人へのアドバイスまで、同じ女性・ママとしての視点で教えていただきました。特にパソコンに詳しくなくても、特別なスキルがなくても挑戦できて、出産や育児の経験も活かせるっていいですよね。
次回講座に向けて、宿題も出ました!
なんと西日本新聞社のファンファン福岡の「Summer!特集」に掲載する記事を私たちが作る?!そんなの無理ですってば!
というわけで、次週の講座では実際のライティングについて教えていただく予定です。乞うご期待!
「ママ向けWebライター養成講座」レポート(第2回)
クライアントが求める「Webライター」になる秘訣
今回は「ママ向けWebライター養成講座」の2回目!内容もWebライティングのスキルに関した具体的なお話とのこと、サクサク執筆できる自分を妄想しつつ、イムズに向かいました♪今日の講座を聞いたら、明日からは違うワタシ?!
Webライティング スキルアップ講座
~ランサーズ・中村さんの熱血指導!~
月間6万記事の受発注があるというランサーズさん。そのライティングカテゴリーディレクション部の中村さんは素敵なメガネ男子でした♡月間2万記事以上の記事の作成に関わるというお話には腰が抜けそうになりましたが、その目のつけどころはさすが!読む前提で購入される雑誌記事とWeb記事との違いや、読む気のない人もひきつける記事の書き方など、熱く語って下さいました。記事のタイトルの大切さや、キーワードの組み合わせなど次から次へと教えていただいて、もう頭がオーバーフローしてるんですけど。い、いや大丈夫です!これからの記事作成に活かしますから!(・・・たぶん)
私はこうして専業主婦からライターになりました
福岡ママライターズ・コミュニティ「フォーレンシス」~フリーライター/作文講師 山下まちかさんのお話~
結婚して専業主婦となった山下さん、最初のお子さんの幼稚園入園を機にライターに。現在は小学5年生を筆頭に3人のお子さんのママとして、またフリーライター・セミナー講師・女性ライターのコミュニティ「フォーレンシス」代表や作文教室「サードプレイス」主宰としても活躍されています。ご自分の経験から、在宅で仕事をするために必要な心構えや、家族とのコミュニケーション、子どもの病気などアクシデントに対応するリスク管理などについて教えていただきました。中でも印象に残っているのは「良い意味で使いやすいライターになろう!」「あくまで在宅での仕事、内職と言われると悲しい」というお話。フリーランスという形に誇りを持ち、成長していきたいという気持ちが熱く伝わってきて、そのまま受講者のみなさんへのエールだと感じました。
宿題の詳細が今、明かされる!ファンファン福岡の「Summer!特集」記事、納期は7月13日!
お二人の講師によるお話が終わり、しばし心神喪失状態の私。宿題の説明で一気に現実に引き戻されました!記事を作成するにあたり注意しなければならないことや、参照サイトの説明が。その後、テーマ別に分かれたグループで、自分が書きたい(書ける?)情報をダブらないように調整。不安でいっぱいながら、お互いの健闘を祈って、2回目の講座はお開きとなりました。
さて、最終回は魅力的な記事作りのお話に加えて、宿題の添削とアドバイスがあります。今から冷や汗モノですが、きっとまたびっくりするようなお話が聞けることでしょう!お楽しみに♪
「ママ向けWebライター養成講座」レポート(第3回)
Webメディアの専門家から 聞く!書く!!学ぶ!!!
ママ向けWebライター養成講座もいよいよ最終日!台風の接近を前に風が強まる天神ビル街、頭の中にはWeb上で提出した課題が渦巻いておりました。だって、添削されて返ってくるんですよ、自分の書いた文章が!!
いきなり愚痴タイムに突入!課題を提出したママさんたちの感想は?
「おはようございま~す!」定刻を前に、グループのママさんたちが集結しました。開口一番、「スプレッドシートの使い方、教えてほしかった~(泣)」との声が続出!今回、課題の記事を書かせていただくにあたり、スプレッドシートというツールを使いました。Excelのシートをオンラインでみんなが共有してるってイメージなんですが、初めて使われる方も多かったハズ。思わぬところで書いたはずの文章が行方不明になったり、みなさん四苦八苦されたようです。お疲れ様でした!
さ、気を取り直して本日の講座、スタートです♪
Yahoo!トピックスは見出しが命! ~ヤフー株式会社 鈴木悠史さん~
ニュース事業本部編集部北九州編集室でYahoo!ニュースの編集を担当されている鈴木さん、2013年度の新卒入社で、なんと北海道出身!(ようこそ、九州へ!)見た目は可愛らしさの残る色白男子でしたが、ニュースの見出し1行が持つ可能性について鋭く、かつ素人にもわかりやすく説明してくださいました。
ヒトが一目で認識できる最大の文字数が13個なので、見出しも13文字前後にするとか、横書きの文を読むとき目線は左から右に動くので、重要な要素はできるだけ前、つまり左側に入れるなどなど、ママさんたちからは「へ~~~~っ!」や「ほぉ~~~!」の嵐でした。
同じ単語も並びを変えるだけで見出しの「価値」を上げることができるなんて驚き!鈴木さん!私たち、これからヤフーのトップページを鈴木さんだと思って見てますからね♡
結果発表?!課題の「課題」は?添削紹介&アドバイス
~西日本新聞社「Fan Fun Fukuoka」編集長 一木朋子さん~
課題の記事をA3の紙の裏にまで及ぶ添削とともに返していただきました。その「仕事」の丁寧さに脱帽!今回の課題はFan Fun Fukuokaの「Summer!特集」の記事。そのサイトの読者層を意識することの大切さなど、これからの記事執筆に重要なアドバイスを下さった一木さん、本当にありがとうございました!
その後、各記事についてヤフーの鈴木さん、九州お仕事モール事務局の横山さんからもコメントをいただき、良いところ、直すともっと良くなるところがクリアに。考えてみれば、とても贅沢な講座でした。
それにしてもママさんたちの記事も、とても初めてだなんて思えないものばかり。やっぱり、この講座を受けようと思う人って、何かを文章で表現したいって「欲」があるのかもしれませんね。
まずはランサーズに登録!これからのお仕事のお話
~九州お仕事モール事務局 横山さん~
添削が終わったところで、これから必要になる手続きの具体的な説明が横山さんからありました。実はランサーズに登録した後、大事になるのが「本人確認」という手続きなんですね。自宅に居ながらお仕事を受注できるWebライティングですが、これはクライアントと仕事を受けるランサーとの信頼があって成り立つこと。そのため本人であることが確認できる書類の提出や、電話番号の確認などを行っているんです。ちょっとだけ面倒かもしれませんが、本人確認のできたランサーさんにはクライアントも安心して発注できますから、ぜひ手続してくださいね、とのことでした。
閉会のあいさつ&その他講座のご案内 ~デジタルハリウッド福岡校 高橋校長~
デジタルハリウッド福岡校 高橋校長の閉会のあいさつで、今回の講座は終了です。
今回、教室の提供など全面的にご協力くださったデジタルハリウッド福岡校さん、9月からママ向けWebグロースハッカー養成講座を開講します。創業特区となった福岡市でカイゼン社やリクルートジョブズと連携し、ママの在宅ワークを支援するこの講座、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
まとめ
3回にわたる「ママ向けWebライター養成講座」のレポートでしたが、いかがでしたか?本当に色んな方に、たくさんのことを教えていただきました。それも、ふだん家にいるだけなら決してお目にかかれない方ばかり。もちろん、いきなり記事がサクサク書けるようになるわけではありませんが、じわじわと自分の中で消化して、活かしていきたいと思います。
最終日には台風も接近して焦りましたが、在宅ワークなら突然のお子さんの休校にも慌てずに済みますよ!定年もありませんしね♪