フリーランサー Interview

99作品の中から新しいロゴが決定!ロゴに込められた思いとは?

ロゴ

 「九州お仕事モール」のオープニング記念として行ったロゴデザインコンテスト。99作品の中から、新しいロゴが決定しました。採用された作品を提案してくれたのは、佐賀市在住のアートディレクター松山信さん(47)。九州のクラウドソーシングのシンボルマークに込めた思いを伺いました。

松山信さん

松山 信さん
アートディレクター(47歳)
佐賀市在住

― まずはおめでとうございます。
率直にうれしいです。企業と個人の良い出会い。「つながる」と「九州」を分かりやすく表現したデザインがマッチしたんですかね。
― ロゴは自転車のチェーンのようにも見えますが。
シンプルな形からは色々なものが想像できます。パソコンの基盤や交通機関の路線図、分裂する細胞、そして∞(無限大)のマークにも。アイコンとして使用することも考えながらシンプルで個性的なデザインを心がけました。
― クラウドソーシング暦は短いとか。
はい、登録したのは今年の7月末なので、まだ2ヶ月程です。私は福岡市や東京のデザイン制作会社等でアートディレクターやグラフィックデザイナーとして20年間勤めました。2年前に故郷の佐賀市に戻りフリーランスで仕事をするようになったのですが、こういった(クラウドソーシング)働き方があるなんて、全然知りませんでした。
― クラウドソーシングを利用してみていかがですか?
まだ、数ヶ月ですが、仕事を頂いたのは北海道、東京、福岡の企業、もちろんこれまでにお付き合いのあった会社は1社もありません。仕事が出来たのは、作品だけを見てもらえることと、やはりランサーズの信用が大きいと思います。今のところですが、クライアントと直接会えないことの不便も感じないんですよ、不思議と。
― サラリーマンの頃との変化は?
1つの職種に縛られないのがいいですね。私の場合、今回のようなロゴデザインの他にネーミング、コピーライティング、アートディレクション、それから写真も撮ります。いろんなことに挑戦できますし、「希望の部署に異動できない」なんてこともありません。飽きやすい性格でもあるし(笑)、私には向いていると思います。
松山信さん
― 課題はありませんか。
やはり、時間の使い方です。勤めていたころは、とにかく忙しいことが悩みでした。若いころは「趣味は仕事」っていうタイプだったのですが、アウトプットばかりでインプットしないから、アイデアが枯渇してくるんですよ。「勉強する時間がほしい」ってずっと思っていました。今は、いってみれば逆の状況です。自分で自分を律しないと、仕事と休みの境目がサラリーマンの時ほどはっきりしないので。
― 今後は?
当面の目標は、会社員時代の収入に追いつくことです。今はスタートしたばかりですが、手応えは感じています。それから「マイチーム」っていうんですか?ひとりでは出来ない大型案件をチームで受注する。ぜひ、チャレンジしてみたいですね。アートディレクターとしての血が騒ぎます。

2014年10月1日