セミナー開催レポート

九州お仕事モール×デジタルハリウッド福岡提携記念セミナー開催 独立・フリーランスへの第一歩!在宅&副業で月25万円稼ぐ方法とは?
自分の特技をお金に変える方法とは??

「九州お仕事モール」と「デジタルハリウッド福岡校」は、「独立・フリーランスへの第一歩!」と題したセミナーを2015年2月19日、開催しました。登壇したのは、クラウドソーシングプロディーサーで当事務局の清田慎弥とデジタルハリウッド福岡校の高橋政俊校長。二人のトークセッションは、WEBデザイナーが在宅や副業で月25万円稼ぐ方法や、クラウドソーシングで広がる新しい働き方、さらには今後の両者の連携などと盛りだくさん。学生時代にフリーランスとして働いていたという高橋校長の経験談や鋭い質問を通して、これからのフリーランスの働き方について、掘り下げたトークが繰り広げられました。

▲九州お仕事モール事務局 清田慎弥

▼ 九州お仕事モールとデジタルハリウッド福岡校の提携の目的

清田)「九州お仕事モール」がスタートして約半年。少しずつ利用者が増えてきました。クラウドソーシングを通して依頼される仕事の54%は東京のクライアントから発注されています。この仕事を九州でより多く受注することができれば、地域の活性化に役立つと考えています。最近、「地方創生」というキーワードをよく耳にします。私たちもこの潮流をうけて、地方における仕事機会の拡大、九州移住の支援を進めています。

今回、九州お仕事モールは、デジタルハリウッド福岡校様と業務提携をしました。クラウドソーシングを利用しながら、より高いスキルを身につけることで、高単価の仕事を受注することができるようになります。デジタルハリウッド様のスキルアップのノウハウと、私たちのサービスは非常に親和性が高いということで提携させていただく運びとなりました。

▲デジタルハリウッド福岡校 高橋政俊校長

▼ 増える主婦のお小遣い稼ぎ「現代版内職」にもひと役

高橋)デジタルハリウッドの学生さんの中にはフリーランスを目指している方も多いです。私は大学生の頃、大名あたり(福岡市中央区)の美容室のDMなどを制作する仕事をしていました。学生ではありましたが、ほとんどフリーランスのような生活でした。

清田)どうやって仕事を?

高橋)当時はクラウドソーシングなんてありません。当然、全部飛び込み営業です。何度断られても片っ端から飛び込んでいました。でも、こういった営業スタイルが性格的に合わない人も多いですよね。そういった人でも「九州お仕事モール」なら受注の幅を広げられます。

清田)おっしゃる通りです。きょうはフリーランスとして働かれている方、これからフリーランスを目指している方が多くお越しいただいています。九州お仕事モールの効果的な利用方法をお伝えして、より多くの受注につなげていただきたいと思っています。

▼ トップワーカーのノウハウ、「プロフィール」の充実

清田)クラウドソーシングの利用者にはさまざまな方がおられます。例えば雑誌社での編集経験を持ちながら、子育てのために仕事を離れた主婦の方は、在宅でライティングをしています。別の方は、もともと接客業をしていましたが、少しずつWebデザインスキルを学び、クラウドソーシングで実績を作ってフリーランスを目指しています。その中でも、今日は、平均して月に25万円以上報酬を受ける「トップワーカー」のノウハウをご紹介します。

まず、はじめに出来ることは「プロフィール」の充実です。九州お仕事モールに登録すると、プロフィール欄を編集することができます。実は、オンラインだからこそこのプロフィール欄が大切なのです。

クライアントはこのプロフィール欄を見て、どんな人なのか、納期を守ってくれるのか、どのようなセンスを持っているのか、判断します。さらに、顔写真を加えたり、本名を明示したりすることでクライアントの安心感が増します。また、自己紹介欄などに「働ける時間帯」を書いていると、クライアントが予定を立てることができ、仕事のやりとりがスムーズになります。もちろん、過去の仕事実績も見せることができますし、それに対するクライアントからの評価のコメントも表示されます。効果的なプロフィールにするには、些細なことでも丁寧に入力することが大切です。

ある女性は、元々介護の仕事をしていたが結婚を機に退職しました。その後クラウドソーシングに登録し、最初はアンケートなど単価の安い仕事をしていました。しかし、プロフィール欄に書いた「介護職の経験」があるクライアントの目に止まり、介護関連の記事作成の仕事を依頼されます。今では、ライティングの案件を指名で受けるようになったといいます。

▼ 「スキルテスト」の活用

また、便利な機能として「スキルテスト」というものがあります。これはワーカーさんのスキルを可視化するためのものです。デザインやIT・プログラミング、ライティングなどの各分野でテストが用意されており、答えていくことでスキルを証明することができます。ぜひ活用してもらいたいと思います。

高橋)確かに、ただ「私はMTML、CSS、JavaScriptなどの言語ができます」と言われても、実際どの程度かわかりません。クライアントの立場に立つと、スキルテストのように一定の評価基準が示されていると安心感が増すと思いますね。名刺に加えることでリアルな世界での営業にも生きるのではないでしょうか。

清田)幅広いスキルを持つことが仕事の受注につながります。例えば、本業はデザイナーの方も、これに加えて写真を撮影できる、記事・原稿を書くスキルがあると、クライアントのニーズにワンストップで対応することができ、トータルで仕事を受注することができます。

高橋)私もフリーの頃は、最初はDMやチラシのデザインというところから始めましたが、次に「ウェブも作れますよ」「保守も必要ですよね」と提案しながら追加で受注していました。仕事が仕事を呼ぶというのはリアルでもクラウドソーシングでも変わりませんね。

▼ 地元企業のクラウドソーシング活用をサポート

清田)続いてクライアントのクラウドソーシング活用方法をご紹介します。

まずは楽天様。電子ブックリーダーKOBOのケースデザインを募集し、577件の応募がありました。もう1つはパナソニック様。こちらはデジタルカメラ「LUMIX」の外装デザイン募集し、1,300件を超える応募が集まりました。こういった全国的な大手企業のクラウドソーシング活用が進んでいます。

一方、九州の企業には、まだまだクラウドソーシングが浸透しているとは言い難い状況です。特に中小企業の方には馴染みがうすい。しかし、多くの人手、専門職を自社で雇うことができない企業ほど、クラウドソーシングのメリットが受けられます。私たちは、そういった地元の企業様の活用サポートも行っています。

例えば、今、私たちは福岡県八女市にある梅野製茶園様をサポートしています。販路拡大のために商品ロゴのリニューアルを検討していましたが、周りに相談できる人が少ない。そこで九州お仕事モールを使って、ロゴ募集から選定までをサポートしました。今回出来上がったデザインは、商品パッケージや紙袋などに活用していかれるとのことです。

▼ 報酬のお支払いも安全、安心です。

最後にお金の話をします。ランサーズでは「エスクローサービス」と呼ばれる「仮払いシステム」を導入しています。これは、仕事を行う前に発注者からランサーズが「仮払金」をお預かりします。そして、仕事完了時に今度はランサーズが受注者に報酬をお支払いする仕組みです。「仕事をしたのにお金が払われない」といったトラブルが防げますので、安心してご利用いただけます。

高橋)フリーランスとしては嬉しい機能ですね。

▼ 地元企業とフリーランスのネットワークを

来場者)九州お仕事モール(西日本新聞社)の取り組みに大いに期待しています。今後、地元企業と地元フリーランスのネットワークをつくるなど出来ませんか。九州お仕事モールがハブになってもらえれば、発注側も受注側も安心感をもって利用できると思います。

清田)ぜひ取り組んでいきたいと思っています。クラウドソーシングはいつでもどこでも仕事をできる仕組みです。私たちは「九州に『お仕事モール』があってよかった」と言われるような存在になっていきたいと思っています。今回のセミナーはほんの第一歩ですが、今後さまざまな展開を考えていきたいと思います。

高橋)今日お話しただけでも、「デジハリ&お仕事モール」でやれることはたくさんあると感じました。もちろん、皆様のスキルアップはデジタルハリウッドが全面的にサポートしていきます。

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